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アンチクロックワイズ・ワンダーランド

阿佐ヶ谷スパイダーズの『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』を観にいってきました。今年初観劇、久々のスパイダーズ、長塚圭史留学後初作品ということで、すごく期待していた舞台でしたが、いやー脳みそフル稼働でした(汗

そもそも難解なものは不得意。メタファーとかアンダーライニングテーマとか察するの苦手。フランス映画よりもハリウッド映画の方が好き、という私は、NODA MAPも苦痛なことが多く、新感線くらいストレートな方が性に合っているのですが、圭史さんの作品は『LAST SHOW』で虜になってしまい、楽しみにしておりました。

しかし、今回の作品はイギリスに留学して不可解さに磨きがかかったような・・・。観劇後はぼんやりと分かったような、分からなかった部分が頭の中で霞になって残っているような・・・ふらふら


三石研さん扮する作家の苦悩を描いている作品なんですが、時間軸と現実/小説の中身が混沌と展開するので、どこまでが実在の人物で、どこまでが実際に起こった事なのかの区別がつかない。最終的に悩んでいた作家がたどり着いたところがどこなのかが見えない。

…となってくると、もう一度観に行かないといけない、ということですよね?w

今回もうひとつ楽しみにしていたのは小島聖さん。小島さんの舞台を観るのは初めてだったんですが、惚れ直しましたハートたち(複数ハート) 存在感は言わずもがなですが、思った以上に舞台映えする声も素敵。小説家の苦悩をえぐるような長回しの台詞の時もその狂気と紙一重な執念に引き込まれました。

他にも村岡希美さんの纏う空気感が現実と夢の狭間な感じをさらに高めていて、目が離せませんでした。人形作りが趣味という設定なのですが、むしろ村岡さんご自身がサイボーグっぽくて、透明な空気を醸ししだしていました。

休憩もなく、息をつく間もないお芝居ですが、機会があればもう一度観たいです。


帰って来てから色々な人のブログとか読んで「あーそうかもー」と思ったものがあったのでご紹介。

ふわふわ気分で』から転載:

タイミングいいのか悪いのか・・・
観劇した日にちょうど朝日新聞(夕刊)に、この舞台の批評が載ってました。
タイトルは「『脱・物語』への挑戦」。

筆者の演劇ジャーナリスト、徳永京子さんは、
「思索の森をワンダーランド(おとぎの国)へと変容させるには、  あと数センチ、飛翔が足りない。」
と切り出してます。

現実の世界と作家の書いた物語の世界が交錯して、
その曖昧さがこの舞台のおもしろさのようだけど、
これについて徳永さんは、
「どちらの世界が現実か。・・・決して複雑ではない。
 だが、この作品は必要以上に込み入った印象があり、何かが重たい。
 ・・・言葉に多く託しているからだろう。
 その任を役者たちが生き生きと果たし、
 彼らがより魅力的に見えるとき、長塚の目指す演劇の魔法が
 生まれるのではないだろうか。」

徳永さん、クリアに問題点を提起されてました。
パチパチ・・・

【参考リンク】:
阿佐ヶ谷スパイダーズHP

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2010年02月16日 | Comment(0) | TrackBack(0) | エンタメ
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